ロシア、食品禁輸措置を来年末まで延長

ロシアが欧米諸国に対する食品輸入禁止措置を1年間延長する。政府が6月26日付の官報で明らかにしたもので、2019年12月31日が期限だった同措置を20年末まで継続する。

ロシアは2014年8月、ウクライナ紛争をめぐる欧米の対ロ制裁に対し、食料品の輸入を1年間禁止する措置を発動した。その後、ロシアによるクリミア併合政策加速を受けて欧米が制裁措置を延長し、ロシアも同対抗措置を延長、対象国を拡大するなどしてきた。

対象国は現在、米国、欧州連合(EU)加盟国、オーストラリア、カナダ、ノルウェー、ウクライナなどで、精肉・同加工品、牛乳および乳製品、魚類、生鮮野菜・果物、ナッツ類など広範囲の食品輸入を禁止している。

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