欧州委員会は4日、独エンジニアリング大手シーメンスが英ロールス・ロイス・ホールディングス・グループのエネルギー部門の一部を買収する計画を承認したと発表した。
シーメンスは5月、ロールス・ロイスのガスタービン、コンプレッサー事業と、同社製ガスタービンの保守を請け負う合弁会社ロールス・ウッド・グループの株式50%を総額9億5,000万ユーロで取得することで合意していた。
欧州委は審査の結果、両社のガスタービン、コンプレッサー事業での競合関係は薄く、シーメンスは買収後も他社との厳しい競争にさらされるとして、無条件で買収を承認した。