ルーマニア国営の公益企業ブカレスト電力(エルチェン)は7月29日、丸紅とガス火力発電所建設プロジェクトで合弁契約を結んだと発表した。投資総額は約1億7,000万ユーロ。丸紅が90%、エルチェンが10%を出資する。
中部ムレシュ県フンタネレにあるエルチェンの旧発電所の敷地内に、新たに出力250メガワットのガス火力発電所を整備する。工期は18カ月で、2017年の稼動を目指す。
調印式に出席したマルベニユーロパワーの舘上博社長は、ルーマニアにおける同社初のインフラ事業が合弁契約を結ぶ段階に達したことに喜びを示すとともに、今回の投資が中東欧事業を強化する長期的戦略の一環であることに改めて言及した。