EU統計局ユーロスタットが2日発表したユーロ圏の1月の生産者物価指数(建設業を除く)上昇率は前年同期比マイナス1.7%となり、6カ月連続でマイナスとなった。下げ幅も前月の1.4%から拡大した。(表参照)
分野別の上昇率は、中間材が1.8%、エネルギーが4.4%のマイナスだった。資本財は0.4%、耐久消費財は0.9%、非耐久消費材は0.6%の幅で上昇した。
EU28カ国ベースの生産者物価指数上昇率はマイナス1.6%。データが出そろっている27か国でプラスとなったのはアイルランド、ラトビア、マルタの3カ国だけだった。主要国ではドイツが0.9%、フランスが1.8%。スペインが2.9%、イタリアが1.7%、英国が1.4%のマイナスとなった。