2014/8/25

EU産業・貿易

イスラエル、入植地からEUへの鶏肉・乳製品輸出を停止

この記事の要約

イスラエルは、東エルサレムを含むヨルダン川西岸地区の入植地からの鶏肉と乳製品のEUへの輸出を停止する。AFP通信が18日、イスラエル政府とEU関係者の話として伝えたもので、来月1日以降、イスラエルからEUに輸出される鶏肉 […]

イスラエルは、東エルサレムを含むヨルダン川西岸地区の入植地からの鶏肉と乳製品のEUへの輸出を停止する。AFP通信が18日、イスラエル政府とEU関係者の話として伝えたもので、来月1日以降、イスラエルからEUに輸出される鶏肉と乳製品は、1967年の第3次中東戦争前のイスラエル国境(グリーンライン)内で生産されるものに限定される。

欧州委員会は5月にイスラエル農業省に対し、加盟国の代表で構成する専門委員会が域内への輸入を承認しているのはグリーンライン内で生産される製品のみであり、それ以降に同国が占領した地域からの輸入は認められないと通達していた。イスラエル政府関係者がAFP通信に対して語ったところによると、入植地で生産される鶏肉と乳製品は大半が伝統的ユダヤ人向けとなっており、輸出量はさほど多くはないという。

イスラエル農業省のリーバーマン報道官は、入植地からの輸出停止の影響は「ごくわずかだ」と述べる一方で、EU側に措置の撤回を働きかけていく方針を示した。イスラエルの経済ニュースサイト「ザ・マーカー」によると、イスラエルは2013年にEUに対して8,700万米ドル相当の青果、3,600万ドル相当の加工食品を輸出した。