英保険大手RSAインシュアランス・グループは21日、シンガポール、香港事業をスイス同業アライド・ワールド・アシュアランスに売却することで合意したと発表した。売却額はシンガポール事業が9,300万ポンド(約1億1,000万ユーロ)、同香港が3,700万ポンドで、総額1億3,000万ポンドに上る。
RSAは昨年に発覚したアイルランド部門の不正会計問題をきっかけに悪化した財務を改善するため、資産売却を進めており、これまでに中国、カナダ、バルト3国、ポーランド部門の売却を決めていた。今回の売却によって海外事業はフランス、ドイツ、イタリア、ベルギー、スペイン、オランダ、アイルランド、中東、インドに絞り込まれることになる。