欧州委員会動向、EU域内産業・サービス・政策をウオッチ

2014/8/25

東欧・ロシア・その他

フォード、「フィエスタ」をロシアで生産

この記事の要約

米自動車大手フォードがロシアで展開する合弁会社フォード・ソレルスは18日、新型「フィエスタ」を現地生産すると発表した。1億5,000万米ドルを投じて、タタルスタン共和国ナーベレジヌイェ・チェルヌイの工場での生産体制を整え […]

米自動車大手フォードがロシアで展開する合弁会社フォード・ソレルスは18日、新型「フィエスタ」を現地生産すると発表した。1億5,000万米ドルを投じて、タタルスタン共和国ナーベレジヌイェ・チェルヌイの工場での生産体制を整え、来年に生産を開始する。年11万5,000台を出荷する計画だ。同工場では今秋、小型クロスオーバーSUV「エコスポーツ」の製造も始まる。

ロシアでは、ウクライナ紛争に関連する欧米諸国の対ロシア制裁を受け、政府が欧米からの自動車禁輸を検討していると報じられたばかり。現地生産車はこの措置の対象とならないため、禁輸が実行された場合、ロシアに生産拠点を持っているかどうかが自動車メーカーにとって大きな意味をもつことになる。