EU統計局ユーロスタットが8月29日発表したユーロ圏の7月の失業率(速報値・季節調整済み)は11.5%となり、前月と同水準だった。ユーロ圏の雇用は緩やかながらも改善に向かい、失業率は前年同月の11.9%から0.4ポイント低下したものの、なお高水準にある。(表参照)
EU28カ国ベースの失業率は10.2%で、こちらも前月から横ばい。最高のギリシャは5月時点で27.2%と、前月から0.1ポイント改善した。ドイツ、スペインも0.1ポイント低下した。一方、イタリアは0.3ポイント、フランスは0.1ポイントの幅で悪化した。