携帯電話サービス大手の英ボーダフォンは11日、約89%を出資するインド法人ボーダフォン・インディアの未保有株を取得し、完全子会社化したと発表した。
ボーダフォンはインド政府が昨年7月、通信業界の外資出資上限を74%から100%に引き上げたことを受けて、同社の完全子会社化を決定。今年3月にボーダフォン・インディアのアナルジット・シン会長などが保有する株式4.53%を取得し、持ち株比率を89.03%に引き上げていた。11日にインドのピラマル・エンタープライジズから残る10.97%を取得し、完全子会社化を完了した。両取引の総額は10億ポンド(約12億ユーロ)に上る。
ボーダフォン・インディアはインド2位の携帯電話サービス会社。