欧州委員会動向、EU域内産業・サービス・政策をウオッチ

2014/9/1

東欧・ロシア・その他

川崎重工、トルクメニスタンでGTL設備を受注

この記事の要約

川崎重工業は8月27日、トルコの建設会社ルネッサンスと共同で、トルクメニスタンの国営ガス公社トルクメンガスから天然ガスを原料にガソリンを製造するガス・ツー・リキッド(GTL)設備を受注したと発表した。受注額は約1,500 […]

川崎重工業は8月27日、トルコの建設会社ルネッサンスと共同で、トルクメニスタンの国営ガス公社トルクメンガスから天然ガスを原料にガソリンを製造するガス・ツー・リキッド(GTL)設備を受注したと発表した。受注額は約1,500億円。

GTL設備は首都アシガバード市の北部に設置する。デンマークのトプソーが持つ最新技術を採用する。年間で17億8,500万立方メートルの天然ガスを処理し、オクタン価92のガソリンを60万トン製造する。2018年4月の稼働を見込む。

トルクメニスタンは天然ガス埋蔵量で世界第4位の資源国。輸出製品の高付加価値化に取り組んでおり、先月19日には三菱商事とトルコのインサートに肥料プラントを発注した。このほか、ガス液化プラントやポリ塩化ビニル、苛性ソーダのプラントを設置するプロジェクトが進んでいる。