アストラゼネカのワクチン開発、米当局が追加支援

英オックスフォード大学と共同で新型コロナウイルスのワクチン開発を進めている英製薬大手アストラゼネカは9日、米生物医学先端研究開発局(BARDA)から新たに2,370万米ドルの支援を受けたことを明らかにした。BARDAによる支援は5月に発表された10億ドル超に次ぐ第2弾となる。

アストラゼネカはオックスフォード大と「AZD1222」と呼ばれるワクチンの開発に取り組んでいる。4月に臨床試験が開始され、9月の供給開始を目指している。同社は5月、BARDAから10億ドルを超える支援を受けたことを明らかにしていた。

同社はこれまでに10億回分を生産できる体制を整備。4億回分を供給する契約を締結した。うち3億回分は米国向けとなっている。4日には今年から来年にかけて20億回分の生産が可能になるとの見通しを示していた。

上部へスクロール