2014/9/1

東欧・ロシア・その他

アルミ世界最大手ルサール、5四半期ぶりに黒字転換

この記事の要約

アルミ生産世界最大手であるロシアのUCルサールが8月27日発表した第2四半期(4~6月)決算は、純利益が1億1,600万米ドルだった。前期(1~3月)は3億2,500万ドルの赤字だった。アルミ価格の上昇に加え、ロンドン金 […]

アルミ生産世界最大手であるロシアのUCルサールが8月27日発表した第2四半期(4~6月)決算は、純利益が1億1,600万米ドルだった。前期(1~3月)は3億2,500万ドルの赤字だった。アルミ価格の上昇に加え、ロンドン金属取引所(LME)の現物価格に地域ごとに上乗せされるプレミアムの上昇が寄与し、5四半期ぶりに黒字転換した。

利払い・税・償却前利益(EBITDA)は前期比27%増の2億2,000万ドル、売上高は同6.5%増の22億6000万ドル。アナリストは、アルミ市場の変動が激しいため、業績を前期で比較するのが適当だとしている。第2四半期の生産量は、アルミが前期比1.9%増の90万トン、アルミナが0.5%減の180万4,000トン、ボーキサイトが4.1%増の300万3,000トンだった。

LMEのアルミ相場(3カ月物)の第2四半期の平均価格は第1四半期と比べ約5%上昇。欧州のプレミアムは前期比17%も上昇した。デリパスカ最高経営責任者(CEO)は、「14年上期には世界のアルミ業界が危機を脱したことを示すいくつかの重要なトレンドが見られた」と述べ、市場の力強いファンダメンタルズがアルミ価格に勢いを与えているとの見方を示した。