EU統計局ユーロスタットは5日、ユーロ圏の2014年4~6月期の域内総生産(GDP)統計の詳細を発表した。これによると、設備投資がマイナスに転落。同期にゼロ成長に落ち込んだ最大の要因となった。(表参照)
前期比で個人消費は0.3%増、輸出は0.5%増となり、上げ幅はそれぞれ前期の0.2%、0.1%から拡大した。しかし、設備投資が0.3%減と、前期の0.2%増から大きく悪化し、GDPを押し下げた。業種別では鉱工業が0.2%増となったが、製造業が0.4%減、建設業が1.8%減と低迷した。
ユーロ圏の同期のGDPは前期比で横ばい、前年同期比0.7%増で、8月発表の速報値と変わらず。EUベースのGDPも速報値も同じ前期比0.2%増、前年同期比1.2%増だった。