スイスの経済省経済事務局(SECO)は2日、同国の2014年4~6月期の国内総生産(GDP、速報値)は前期比で横ばいだったと発表した。前期は0.5%増だったが、最大の輸出先であるユーロ圏の景気停滞が大きく響き、ゼロ成長となった。
GDPの内訳をみると、個人消費は0.2%増となり、上げ幅は前期の0.1%から拡大した。しかし、輸出の伸び率が0.6%と、前期の2.3%から大幅に縮小。さらに建設投資が0.7%減となり、設備投資が前期の0.2%増から横ばいに失速した。
前年同期比のGDPは0.6%増となったが、上げ幅は前期の2.1%を大きく下回った。