欧州委員会動向、EU域内産業・サービス・政策をウオッチ

2014/9/8

西欧

スイスが4~6月期ゼロ成長に、ユーロ圏経済の停滞響く

この記事の要約

スイスの経済省経済事務局(SECO)は2日、同国の2014年4~6月期の国内総生産(GDP、速報値)は前期比で横ばいだったと発表した。前期は0.5%増だったが、最大の輸出先であるユーロ圏の景気停滞が大きく響き、ゼロ成長と […]

スイスの経済省経済事務局(SECO)は2日、同国の2014年4~6月期の国内総生産(GDP、速報値)は前期比で横ばいだったと発表した。前期は0.5%増だったが、最大の輸出先であるユーロ圏の景気停滞が大きく響き、ゼロ成長となった。

GDPの内訳をみると、個人消費は0.2%増となり、上げ幅は前期の0.1%から拡大した。しかし、輸出の伸び率が0.6%と、前期の2.3%から大幅に縮小。さらに建設投資が0.7%減となり、設備投資が前期の0.2%増から横ばいに失速した。

前年同期比のGDPは0.6%増となったが、上げ幅は前期の2.1%を大きく下回った。