欧州委員会動向、EU域内産業・サービス・政策をウオッチ

2014/9/15

総合 – 欧州経済ニュース

ポーランド首相が辞任、後任は女性の下院議長に

この記事の要約

ポーランドのコモロフスキ大統領は11日、トゥスク首相の辞任を承認した。トゥスク氏はEUの次期大統領に就任することが決まったことを受け、辞表を提出していた。後任の首相にはコパチ下院議長が就任する見通しで、スホツカ氏(92~ […]

ポーランドのコモロフスキ大統領は11日、トゥスク首相の辞任を承認した。トゥスク氏はEUの次期大統領に就任することが決まったことを受け、辞表を提出していた。後任の首相にはコパチ下院議長が就任する見通しで、スホツカ氏(92~93年)に続き、ポーランド史上2人目の女性首相が誕生する。

トゥスク氏は2007年に首相に就任した。11年の総選挙で勝利し、民主化後のポーランドで初めて2期連続で首相を務めた。同氏は8月30日に開催されたEUの臨時首脳会議でファンロンパイ大統領の後任に選出された。12月に就任する。中東欧出身者がEUの最重要ポストの一つに就くのは初めて。

ポーランドの次期首相となるコパチ氏は1957年生まれ。01年にトゥスク氏が率いる「市民プラットフォーム」から下院議員に初当選し、07~11年の第1次トゥスク政権で保健相を務めた。11年にはポーランドで女性初の下院議長に就任した。コパチ氏は15日に新首相に指名され、22日には新政権が発足する見通しだ。