チェコのGDP、7~9月期は前期比6.9%増

チェコ統計局(CSU)が1日発表した2020年第7~9月期の国内総生産(GDP、速報修正値)は実質ベースで前年同期比5.0%減となった。成長率が過去最悪のマイナス10.7%となった4~6月期と比べると6.9%増となり、回復の兆しが見える。ただ、秋口から新型コロナ感染拡大が再燃しており、今後の内需回復への影響が懸念される。

粗付加価値(GVA)は前年同期比で4.8%縮小した。主要産業である製造業が4.9%減、流通・運輸・宿泊・飲食業が9.3%減となり、それぞれGDP伸び率を1.2ポイント、1.7ポイント押し下げた。

最終消費支出は2.7%の減少。個人消費は3.9%減となったが、下げ幅は前期の7.6%から縮小した。

貿易収支は前年同期比367億コルナ増の1,266億コルナ(47億9,000万ユーロ)。製品輸出が0.2%拡大し、前期比では31.4%の大幅増となった。(1CZK=4.78JPY)

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