2014/9/29

総合 – 欧州経済ニュース

ロシア産ガスのウクライナ供給、EUの仲介で再開へ

この記事の要約

ロシアがウクライナへの天然ガス供給を停止している問題をめぐり、両国と仲介役のEUを交えた三者協議が26日、ベルリンで行われ、ウクライナ側が年末までに天然ガスの未払い代金の一部を支払うことを条件に、ロシアが天然ガス供給を再 […]

ロシアがウクライナへの天然ガス供給を停止している問題をめぐり、両国と仲介役のEUを交えた三者協議が26日、ベルリンで行われ、ウクライナ側が年末までに天然ガスの未払い代金の一部を支払うことを条件に、ロシアが天然ガス供給を再開することで大筋合意した。

8月29日以来となる協議にはロシアとウクライナ双方のエネルギー担当相とガス企業幹部、EUからエッティンガー欧州委員(エネルギー担当)が参加した。EUは、ウクライナが滞納している未払い代金53億ドルのうち20億ドルを10月末までに、年末までにさらに11億ドルの計31億ドルを支払う見返りに、ロシアは少なくとも50億立方メートルのガスを今冬に供給するという仲介案を提示。両国のエネルギー相は同案に対して前向きな評価を示し、それぞれ本国に持ち帰って検討した後、近く改めて協議することになった。エッティンガー委員は、仲介案が両国政府の同意を得られると「確信している」と述べ、事態の解決に向け期待感を示した。

ロシアとウクライナは天然ガスの輸出価格や代金の未払い問題を巡り対立。ロシアは6月、支払いを受けた分だけ供給する「前払い方式」を導入したが、ウクライナがこれに反発して支払いを拒んだため同国への輸出を停止した。