欧州委員会が9月29日発表したユーロ圏の同月の景況感指数(ESI、標準値100)は99.9となり、前月の100.6から0.7ポイント低下した。景況感の悪化は2カ月連続で、長期平均の100を割り込んだ。
100を下回るのは2013年11月以来。分野別では製造業が0.2ポイント、消費者が1.4ポイント、小売業が2.6ポイントの幅で前月から悪化した。サービス業は0.1ポイント、建設業は0.7ポイント改善した。
EU28カ国ベースのESIは前月を1ポイント下回る103.6。主要国ではドイツが0.3ポイント、イタリアと英国が0.9ポイント低下した。スペインは0.5ポイント、フランスは0.2ポイントの上昇だった。