欧州委員会動向、EU域内産業・サービス・政策をウオッチ

2014/4/14

ロシア・CIS・その他

露鉄鋼大手エブラズがチェコ子会社売却、投資家集団に8900万ドルで

この記事の要約

ロシア鉄鋼大手エブラズは4日、チェコ子会社エブラズ・ビトコビツェ・スティール(EVS)を投資家集団に売却したと発表した。取引価格は8,900万米ドル。投資家集団はこのほか、エブラズの企業内債務1億2,800万ドルを含む1 […]

ロシア鉄鋼大手エブラズは4日、チェコ子会社エブラズ・ビトコビツェ・スティール(EVS)を投資家集団に売却したと発表した。取引価格は8,900万米ドル。投資家集団はこのほか、エブラズの企業内債務1億2,800万ドルを含む1億9,800万ドルの債務も引き受ける。

投資家集団は、マーティンリー・ホールディングス、ナバラ・ホールディングス、ヴィテクト・サービシズ、ヘイストン・インベストメンツ、ドーナリー・インベストメンツの5社で構成され、各社がEVSの株式20%をそれぞれ取得する。

EVSは2005年11月にエブラズの傘下に入った。北東部オストラバに工場を構え、熱間圧延鋼材の生産を手がけている。従業員数は1,000人で、昨年の生産量は57万1,000トンだった。

エブラズのフロロフ最高経営責任者(CEO)は、EVSの売却は戦略構想の一環だと説明。「事業の合理化、主要資産の管理、デレバレッジに引く続き注力する」と述べた。