欧州委員会動向、EU域内産業・サービス・政策をウオッチ

2014/10/13

東欧・ロシア・その他

味の素、冷凍餃子生産でポーランド社と合弁

この記事の要約

味の素は6日、ポーランドの生産委託先であるヤボと冷凍餃子を生産する合弁会社を設立したと発表した。戦略市場の一つである欧州で開発・生産体制を整え、事業を強化する狙い。欧州事業の2016年度の売上高を昨年度の約17億円から約 […]

味の素は6日、ポーランドの生産委託先であるヤボと冷凍餃子を生産する合弁会社を設立したと発表した。戦略市場の一つである欧州で開発・生産体制を整え、事業を強化する狙い。欧州事業の2016年度の売上高を昨年度の約17億円から約40億円に引き上げることを目指す。

合弁会社の名称は「味の素ヤボ」。南部シロンスク県チェンストホヴァ市に拠点を置く。資本金180万ユーロ(約2億5,000万円)で、味の素が51%、ヤボが49%を出資する。

合弁会社ではヤボが生産を担当する。味の素は販売を受け持つほか、生産・開発でヤボを技術的に支援する。

来年3月からチキン&ベジタブル餃子を生産し、欧州連合(EU)市場に出荷する。将来的には日本食だけでなく、中国、韓国、タイ、インドなどのアジア食も扱っていく予定だ。

ヤボは1992年創業で冷凍食品の製造販売を手がける。年商は約760万ユーロ。昨年夏から味の素の冷凍餃子を受託生産している。