EU統計局のユーロスタットは7日、2021年7~9月期の域内総生産(GDP)の改定値を発表した。ユーロ圏のGDPは前年同月比で3.9%増となり、伸び率は速報値の3.7%から0.2ポイント上方修正された。(表参照)
前期比の伸び率は2.2%で、速報値と変わらず。EU27カ国ベースのGDPは前期比2.1%増、前年同期比4.1%増で、前年同期比は0.2ポイントの上方修正となった。
ユーロ圏がプラス成長となるのは2四半期連続。新型コロナウイルスワクチンの普及、経済・社会活動の制限緩和で経済の正常化が進み、景気回復が続いている。分野別では個人消費が前期比4.1%増と好調で、景気を押し上げた。