仏製薬大手サノフィは12月21日、米バイオ医薬品企業のアムニックス・ファーマシューティカルズを買収することで合意したと発表した。アムニックスはがん免疫療法で使う新薬の開発を進めている企業。サノフィは買収によって同分野の底上げを図る。
買収額は約10億ドル。アムニックスの新薬開発の進展状況に応じて、追加で最大2億2,500万ドルを支払う。
サノフィは新型コロナウイルスワクチン開発で出遅れたことなどから、買収による事業基盤強化を進めており、21年には米バイオ医薬品企業のカドモン・ホールディングス、トランスレート・バイオなどの買収を発表していた。