英モンディ、衛生材料事業を日東電工に売却

英包装材・製紙大手のモンディは17日、衛生材料事業を日東電工に売却することで合意したと発表した。中核事業に経営資源を集中するのが狙いで、売却額は6億1,500万ユーロに上る。

モンディの衛生材料部門は、紙おむつ、生理用品、マスクなどの材料を製造・販売を手がけている。2020年の利払い前・税引き前・減価償却前利益(EBITDA)は4,200万ユーロだった。同社はドイツ、中国、米国の関連子会社の全株式を日東電工に売却する。2022年下期中の売却手続き完了を見込んでいる。

同部門は工業材料事業の一部。機能紙など工業材料の残る部門は、フレキシブル包装部門に統合される。

日東電工は衛生材料事業を海外では中東、アフリカなどの新興市場を中心に展開してきた。モンディの技術、販売網を活用して同事業を強化し、グローバル展開を図る。

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