ユーロ圏、10~12月期は個人消費低迷

EU統計局ユーロスタットは8日、2021年10~12月期の域内総生産(GDP)統計の詳細を公表した。新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」の感染拡大で個人消費が冷え込み、GDP伸び率が前期比0.3%に縮小した。(表参照)

ユーロ圏経済は21年4~6月期から回復し、3期連続でプラス成長となった。だた、10~12月期の成長率は前期の2.3%、4~6月期の2.2%を大きく下回った。7~9月期まで2期連続で好調だった個人消費が、オミクロン株流行の影響で前期比0.6%減と落ち込んだことが大きかった。一方、設備投資は3.5%増、輸出は2.9%増、輸入は4.6%増だった。

上部へスクロール