ユーロ圏労働コスト、10~12月は1.9%上昇

EU統計局ユーロスタットがこのほど発表したユーロ圏の2021年10~12月期の労働コスト(時間当たり)上昇率は、物価変動を加味しない名目ベースで前年同期比1.9%だった。2四半期連続でプラスとなったが、上げ幅は前期の2.3%を下回った。(表参照)

労働コストの大部分を占める賃金・給与が1.5%、非賃金コストが3.4%の上昇となった。業種別の労働コスト上昇率は鉱工業が1.5%、建設業が2.1%、サービス業が2.4%だった。

EU27カ国ベースの労働コストは2.3%上昇。主要国はドイツが2.4%、フランスが1.4%、スペインが0.7%、イタリアが0.3%となっている。

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