2010/2/10

ロシア

ロシア1月の新車販売は37%減

この記事の要約

ロシアの自動車業界団体である欧州ビジネス協会(AEB)が9日発表した1月の新車販売台数は、前年同月比37%減の7万4,086台だった。販売不振の継続を示した形だが、現代、起亜がブランド別販売台数で国内最大手のアフトワズ「 […]

ロシアの自動車業界団体である欧州ビジネス協会(AEB)が9日発表した1月の新車販売台数は、前年同月比37%減の7万4,086台だった。販売不振の継続を示した形だが、現代、起亜がブランド別販売台数で国内最大手のアフトワズ「ラーダ」に続く2位、3位に入るなど韓国勢が健闘。日本勢はスズキを除き、大幅に販売を減らした。

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ブランド別販売台数上位は、ラーダが前年同月比41%減の1万7,308台、現代が31%減の5,118台、起亜が35%増の4,920台。起亜の好調について、日刊紙『コメルサント』では「起亜はロシア国内に自社の輸入販売網を築き、モデルを刷新したことが奏功した」と分析した。また5位に戦略低価格車「ロガン」の販売を51%伸ばしたルノーが入ったことからも、消費者が購入に当たり価格を重視している傾向がうかがえる。

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一方、これまで上位の常連だったシボレーは51%減で4位、フォードは63%減で8位にそれぞれ順位を落とした。フォードのディーラーは『コメルサント』紙に、同社の人気小型車「フォーカス」で廉価仕様が売り切れ、より高級な仕様車を売ろうとしているが苦戦していると明らかにした。

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日本勢はスズキが15%増の1,485台(15位)となった以外、トヨタが54%減の3,340台(6位)、日産が56%減の2,777台(10位)、マツダ66%減の1,198台(17位)など軒並み50~80%近く落ち込み、振るわなかった。

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