2010/5/19

ロシア

独コンチネンタル、ロシアで生産強化

この記事の要約

独コンチネンタルは、ロシアで現地生産体制を強化することを検討している。同国では自動車市場の拡大に伴いタイヤ需要が増加しているが、輸入タイヤには高い関税が課せられている。このため現地生産を拡大してコストダウンを図る考えだ。 […]

独コンチネンタルは、ロシアで現地生産体制を強化することを検討している。同国では自動車市場の拡大に伴いタイヤ需要が増加しているが、輸入タイヤには高い関税が課せられている。このため現地生産を拡大してコストダウンを図る考えだ。

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ブルームバーグが7日報じたところによると、コンチネンタルのセッツァー取締役(乗用車用タイヤ部門担当)は、同社がロシアとインドで工場の建設を検討しており、年内に最終決定する意向であることを明らかにした。同取締役は「ロシア市場で主要なプレーヤーとなるには現地に生産拠点が必要であることは明白」と述べ、工場の設立に意欲を見せた。同社はシベリア西部のオムスクで現地同業シブル・ルスキエ・シヌィと合弁でタイヤの製造販売会社を運営している。

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ロシアでは、伊ピレリが国営兵器輸出会社ロシアン・テクノロジーズと合弁でサマラ州に工場を建設することを決めている。仏ミシュランも乗用車用タイヤの既存工場の生産能力を倍増させるほか、トラック用タイヤ工場の建設も検討していると伝えられるなど、欧州のタイヤ大手が活発な動きを見せている。

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