2010/5/26

ロシア

ニッケル大手、工場建設を計画

この記事の要約

ロシアのニッケル大手ウラルス・ニッケルが工場の建設を計画している。同社のバスコフ会長が19日、ブルームバーグに明らかにした。ロシアでニッケル工場が建設されるのは、1991年のソ連崩壊以降初めてとなる。\ バシコフ氏による […]

ロシアのニッケル大手ウラルス・ニッケルが工場の建設を計画している。同社のバスコフ会長が19日、ブルームバーグに明らかにした。ロシアでニッケル工場が建設されるのは、1991年のソ連崩壊以降初めてとなる。

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バシコフ氏によると、ウラルス・ニッケルは現在、リーチング法により鉱石からニッケルを抽出するパイロットプラントを建設する計画を進めており、2013年までに年間1,000トンの生産を目指している。パイロットプラントが成功すれば本格生産に乗り出し、年間5万トンに生産を拡大する。

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パイロットプロジェクトの実施に当たってはロシアナノテクノロジー公社(ロスナノテク)から12億ルーブルの支援を受けるほか、民間投資家からも資金を募る方針。貴金属調査会社の英GFMSメタルによると、ニッケルの生産コストの平均は1トン当たり1万5,000米ドルだが、ウラルス・ニッケルのリーチング法による生産法ではコストを5,000ドルに抑えることが可能という。

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ウラル山脈にはロシアのニッケル埋蔵量の1割が眠っているといわれる。バスコフ会長によると、ウラルス・ニッケルはウラル山脈に2カ所の鉱山を保有し、4万8,000トンの埋蔵量を誇る。(1RUB=2.8JPY)

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