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2010/12/15

チェコ・スロバキア

チェコの11月失業率、8.6%に悪化

この記事の要約

チェコ労働社会問題省が8日発表した同国の11月の失業率は8.6%となり、前月から0.1ポイント悪化した。前年同月比では同水準にとどまり、労働市場は依然冷え込みが続いている。\ 男女別の失業率は、男性が7.4%、女性が10 […]

チェコ労働社会問題省が8日発表した同国の11月の失業率は8.6%となり、前月から0.1ポイント悪化した。前年同月比では同水準にとどまり、労働市場は依然冷え込みが続いている。

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男女別の失業率は、男性が7.4%、女性が10.1%。失業者数は50万6,640人で、前月から1万1,479人の増加。前年同月比では2,269人減となった。新規失業登録者数は6万6,571人で、前月比、前年同月比でそれぞれ1万2,847人、1,935人の増加となった。

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現地紙「プラハ・デイリー・モニター」が行った専門家への聞き取り調査によると、従業員解雇件数も依然として深刻だが、それ以上に新たな雇用創出の停滞が指摘されている。欠員1人に対する求職者は8月には13.7人だったが、9月には14.3人に、11月には15.7人に増加した。職種によっては56.9倍の求人倍率を記録したポストもあり、求職は依然として厳しい状況にある。

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