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2011/2/9

ポーランド

原発建設アドバイザーの入札を開始

この記事の要約

ポーランド電力最大手ポルスカ・グルパ・エネルゲティチナ(PGE)の原発部門PGE EJ 1は6日、同国初の原子力発電所を建設する事業で、技術アドバイザーの入札を開始したことを明らかにした。ブルームバーグによると、発電能力 […]

ポーランド電力最大手ポルスカ・グルパ・エネルゲティチナ(PGE)の原発部門PGE EJ 1は6日、同国初の原子力発電所を建設する事業で、技術アドバイザーの入札を開始したことを明らかにした。ブルームバーグによると、発電能力3,000メガワットの原発建設計画を同社のエンジニアとしてサポートすることが応札の条件。契約期間は10年、契約規模は12億5,000万ズロチ(4億3,760万ドル)という。

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PGE EJ 1はまた、原発の建設地の選定や環境調査の実施、必要な認可取得をサポートするアドバイザーの入札も開始すると発表した。契約規模は1億2,000万ズロチ。

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ポーランド政府は2020年までに同国初の原発を稼働させる方針で、先月末、今年6月末までに原発の建設、運営に関する法案の成立を目指すと発表した。PGEもすでに、原発建設について、仏電力公社(EDF)とアレバの企業連合、日立GEニュークリア・エナジー、東芝傘下の米原発大手ウェスチングハウス(WH)と事業化調査で協力することに合意している。(1PLN=JPY)

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