チェコ統計局が6日発表した2011年2月の鉱工業生産は前年同月比13%増となった。1月の16.4%増に比べ減速したものの、生産活動は外需のけん引により引き続き堅調だ。前月比では季節調整後で0.2%増えた。
\鉱工業生産の拡大をけん引するのは主力工業製品の自動車・トレーラー類で、前年同月を26.2%上回った。また金属加工製品(26.2%増)と機械・装置(19.7%増)も大きく伸びた。一方、コンピュータ・電子光学機器は9.7%減と低迷した。
\新規受注高は前年同月比12.5%増で、国内受注が3%増にとどまったのに対し、国外受注は18.2%増と好調だった。新規受注高が大きく伸びたのは、自動車・トレーラー(10.8%増)、金属加工製品(25.3%増)、基礎金属(33.1%増)だった。鉱工業全体の売上高は価格調整前で前年同月比12.3%増。特に輸出売上高は21.5%の大幅増となった。
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