2011/9/28

ロシア

投資家のロシアへの関心高まる

この記事の要約

外国投資家の間でロシアの魅力が高まっていることが、米大手会計事務所のアーンスト・アンド・ヤング(E&Y)が19日発表した、同国の投資魅力度調査によって明らかになった。\ E&Yは今年5月から6月にかけ […]

外国投資家の間でロシアの魅力が高まっていることが、米大手会計事務所のアーンスト・アンド・ヤング(E&Y)が19日発表した、同国の投資魅力度調査によって明らかになった。

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E&Yは今年5月から6月にかけて国際企業205社(うち132社はロシアに進出済み)の幹部を対象に、ロシア市場のポテンシャルに関する聞き取り調査を実施。ロシア市場が「魅力的」だとする回答は全体の75%にのぼり、「非常に魅力的」答えた人も3人に1人いた。

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E&Yでは、2008年の世界金融危機以降、先進国が低成長により投資対象としての魅力を失う中、ロシアは中間所得層の拡大によって、特に消費財の分野で生産拠点としても販売市場としても魅力が高まっていると分析。また、豊富で安価な労働力や物流インフラの改善なども外国投資家の同国に対するイメージの向上につながっていると指摘する。主要新興5カ国(BRICS)との比較では、ロシアの最大のライバルとして中国を挙げた人が全体の46%で最も多く、インドが14%で次いだ。

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連邦統計局のまとめによると、対ロシア外国直接投資は2010年に前年比13.2減の132億米ドルだったが、11年1~6月は前年同期比29%増の70億ドルに増加した。E&Yのマネージングパートナーであるイヴレフ氏は、『モスクワ・タイムズ』紙の電話インタビューで、「外国企業のロシアに対する関心は高まっている。ロシアの中間所得層は拡大し、購買力は上昇しており、企業はそのことをよく分かっている」とコメントした。

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一方で、汚職や不透明な規制、司法の独立への懸念などを理由に、ロシアへの投資に慎重な姿勢を見せる投資家も依然として多いも事実だ。今回の調査でも、ロシアに拠点を持たない企業のうち63社が、「進出する考えはない」と回答している。

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