2011/11/2

ポーランド

自動車部品大手ボリシェフ、ロシアに新工場建設を検討

この記事の要約

ポーランドのプラスチック加工・自動車部品大手ボリシェフが、ロシアでの新工場建設を検討している。現地経済紙『Puls Biznesu』が同社のパヴェル・ミラー副社長の談話として報じたところによると、2つの工場の投資額は合わ […]

ポーランドのプラスチック加工・自動車部品大手ボリシェフが、ロシアでの新工場建設を検討している。現地経済紙『Puls Biznesu』が同社のパヴェル・ミラー副社長の談話として報じたところによると、2つの工場の投資額は合わせて数千万ユーロ規模に上ると見られる。同社は自動車部品メーカーのトップ100入りを目指しており、成長市場のロシアで事業拡大を狙う。

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新工場はボリシェフの子会社の生産拠点となる。現在は自動車部品子会社のMaflowがルノーと、プラスチック加工のAKTがフォルクスワーゲンとロシアでの事業契約について交渉中で、その結果を受けて数カ月以内に工場建設を最終決定するという。

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ボリシェフは世界的な経済危機のあおりで経営難に陥る部品メーカーが増える中、積極的な買収戦略を進めている。昨年は伊自動車部品大手Maflowを買収。2011年上半期の連結売上高が前年同期比47.7%増の20億6,000万ズロチと急拡大したのには、同社の貢献が大きい。元独企業のAKTは今年夏に買収したばかりだ。(1PLN=24.11JPY)

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