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2012/2/1

ハンガリー

ハンガリー・マレーブ航空、運転資金が枯渇

この記事の要約

ハンガリーのフラッグキャリアであるマレーブ航空は30日、運転資金が1月末で尽きるとの見通しを明らかにした。米航空機リース大手のインターナショナル・リース・ファイナンス(ILFC)とはすでに、リース機の継続使用について合意 […]

ハンガリーのフラッグキャリアであるマレーブ航空は30日、運転資金が1月末で尽きるとの見通しを明らかにした。米航空機リース大手のインターナショナル・リース・ファイナンス(ILFC)とはすでに、リース機の継続使用について合意。当座の運行は続行できる見通しだ。

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ハンガリー政府は同日朝、「戦略的重要性」を理由にマレーブ航空の倒産手続きを禁じる政令を発布、即時発効した。これは、企業倒産・清算法の規定に基づく措置だ。政府は、「マレーブは黒字転換のめどが立たず、オーナーおよび政府からの支援も得られない状況にある。しかし公共の利益の観点から、同社を一括売却して事業継続を確保することが重要である」とし、同規定が適用できると説明している。

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