中・東欧、CIS諸国、ロシアに特化した情報誌

2012/5/16

ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ

フォード、ルーマニアのクライオバ工場でも次世代環境エンジンの量産を開始

この記事の要約

米自動車大手のフォード・モーターズは11日、ルーマニアのクライオバ工場で新世代環境エンジンである「エコブースト」の量産を開始したと発表した。\ クライオバ工場は、同社が1億8,000万ユーロを投じて建設したワールドクラス […]

米自動車大手のフォード・モーターズは11日、ルーマニアのクライオバ工場で新世代環境エンジンである「エコブースト」の量産を開始したと発表した。

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クライオバ工場は、同社が1億8,000万ユーロを投じて建設したワールドクラスの新エンジン工場。同社はこれまでに、ルーマニアのエンジン工場と自動車工場に6億7,500万ユーロ以上を投資してきた。

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今回ルーマニアで生産を開始したのは排気量1リットルの3気筒直噴ターボエンジン「1.0エコブースト」で、フォードのガソリンエンジンとしては最小。同エンジンはドイツのケルン工場でも生産しており、欧州市場向けの小型車「フォーカス」(出力100psと125ps)への搭載を開始したばかり。年内には「B-MAX」(出力100psと125ps)に、その後「C-MAX」や「グランドC-MAX」などのモデルにも採用を拡大していく。

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なお、100ps仕様では二酸化炭素(CO2)の排出量は109グラム/km、120ps仕様でも114グラム/kgと、優れた環境性能を誇る。

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