チェコ財務省は、国営航空会社チェコ航空(CSA)の持ち株95.69%を政府系持株会社チェスキー・エアロホールディング(CAH)に移管する契約に調印した。現地日刊紙『E15』が4日報じた。政府は6月中旬、CSA株式のCAHへの移管を承認していた。
\CSAは航空燃料の上昇などにより経営が圧迫され、昨年は2億4,100万コルナの税引き前損失を出した。損失を穴埋めするため資産の売却を進めており、昨年の売却額は8億7,600万コルナにのぼった。
\CAHは昨年3月に設立された持株会社で、プラハ・ルズィニエ国際空港の運営会社レティシュチェ・プラハ(Letiste Praha)のほか、CSAの子会社だったCSAサービシズ、チェコ・エアラインズ・テクニクス、チェコ・エアラインズ・ハンドリング、ホリデーズ・チェコ・エアラインズを傘下に持つ。従業員は5,200人。
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