スロバキア統計局がこのほど発表した2012年1-9月の国内雇用統計によると、同期間の鉱工業全体の平均就労者数は49万7,200人に上った。うち製造業は45万1,000人で、前年同期に比べ0.4%減少した。一方、サービス業の雇用状況は非常に良好で、前年同期比10.2%増の13万9,600人に拡大した。
\情報・通信分野の就労者数も前年同期を5.2%上回り約4万人に増えた。また、宿泊業(1.8%増)や飲食業(0.9%増)も雇用が拡大した。一方、雇用が大きく冷え込んでいるのは建設業と自動車販売・整備業で、就労者数がそれぞれ4.1%減の16万6,000人、4.8%減の2万人。小売業も1.2%減の15万1,700人、運輸・倉庫業も2.5%減の10万9,600人に減った。
\9月単月で見ると、引き続き雇用が好調なのはサービス業と情報・通信業で、就労者数がそれぞれ前年同月比で10.6%、8.9%の大幅増となったほか、飲食業も0.8%増えた。半面、他の業種では雇用が縮小しているが、特に自動車販売・整備業が5.8%減、建設業が4.5%減と雇用が悪化している。
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