2012/11/21

ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ

米ICA、トルコの太陽光発電事業に投資

この記事の要約

トルコで太陽光発電開発の動きが加速してきた。トルコ投資庁の発表によると、米投資会社インターナショナル・キャピタル・アライアンス(ICA)が同国南東部のキリス県に太陽光発電所を建設する意向を明らかにした。9月には韓国とクウ […]

トルコで太陽光発電開発の動きが加速してきた。トルコ投資庁の発表によると、米投資会社インターナショナル・キャピタル・アライアンス(ICA)が同国南東部のキリス県に太陽光発電所を建設する意向を明らかにした。9月には韓国とクウェートの企業が150MWの発電施設を共同で建設する計画を発表したばかりだ。

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ICAは米インターナショナル・ソーラーエレクトリック・テクノロジー(ISET)と提携し、トルコでPVパネル製造と太陽光発電所の建設を計画。予備調査の結果をもとに、開発計画を進めること決めた。初期投資額は7億米ドル。太陽光発電所の当初の年間発電能力は200MWだが、3、4年後には2,000MWに大きく引き上げる計画で、その場合は約70億米ドルの大型投資が必要になるとしている。

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トルコ政府は高度経済成長に伴う電力需要拡大を睨んだエネルギー政策のもと、日照時間が長いという利点を生かして太陽エネルギーの利用拡大にも力を入れる。太陽光発電の発電能力を2023年までに9,000MW(国内発電施設の総発電能力の9%に相当)に引き上げる計画だ。

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