2013/3/20

バルト三国

オペル、エストニアで厳寒期のEV走行性能試験

この記事の要約

独オペルはこのほど、レンジエクステンダー電気自動車(EV)「アンペラ」の厳寒期の走行性能テストをエストニアで実施した。\ バルト三国で最も北に位置するエストニアでは冬季にバルト海が一部氷結し、本土と周辺の島々を結ぶ「氷上 […]

独オペルはこのほど、レンジエクステンダー電気自動車(EV)「アンペラ」の厳寒期の走行性能テストをエストニアで実施した。

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バルト三国で最も北に位置するエストニアでは冬季にバルト海が一部氷結し、本土と周辺の島々を結ぶ「氷上道路」が開通することで知られている。一般にハイブリッド車(HV)やEVは極端な低温時に性能が低下すると指摘されているが、オペルはアンペラが低温時にも十分なパフォーマンスを発揮できることを証明するため、ジャーナリストに氷上道路を走行するよう依頼。最長10キロメートルの複数のルートで走行テストを行った。

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アンペラは気温がマイナス10度まではバッテリーの電力のみでの走行が可能。マイナス10度以下に下がるとレンジエクステンダーが電気モーターをサポートする。オペルによると、走行テストに使用された車両は合計で数百キロメートルに及ぶ距離を問題なく走破し、アンペラが超低温時にも優れた走行性能を発揮できることが証明された。

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アンベラは米ゼネラルモーターズ(GM)のレンジエクステンダーEV「ボルト」の姉妹車。EVモードで最長64キロの走行が可能で、最大航続距離は約500キロ。欧州のEV市場でシェア20%を誇るベストセラーとなっている。

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