中・東欧、CIS諸国、ロシアに特化した情報誌

2013/9/25

ハンガリー

ハンガリー鉄道向け通信システム、墺カプシュが落札

この記事の要約

ハンガリー国営の国家情報サービス会社(NISZ)はこのほど、鉄道向け移動通信システム「GSM-R」の構築に関する入札で、オーストリア通信大手カプシュの子会社カプシュ・キャリアコムと、ハンガリー国営電力会社MVMの子会社M […]

ハンガリー国営の国家情報サービス会社(NISZ)はこのほど、鉄道向け移動通信システム「GSM-R」の構築に関する入札で、オーストリア通信大手カプシュの子会社カプシュ・キャリアコムと、ハンガリー国営電力会社MVMの子会社MVMオヴィットの企業連合が落札者に決定したと発表した。落札額は137億フォリント(4,560万ユーロ)。

\

入札には伊セレックス・エレクトロニック・システムズと中国華為技術の企業連合、ノキア・シーメンス・ネットワークスも参加し、それぞれ307億フォリント、372億フォリントを提示していた。

\

GSM-Rは鉄道に特化した無線通信プラットホームで、既存のアナログ鉄道通信網に代わる効率的なデジタル通信手段として期待されている。EUが推進する域内共通の列車運行管理システム、欧州鉄道輸送管理システム(ERTMS)に参加するためには、GSM-Rの導入が条件となる。NISZでは935キロメートルの鉄道網にGSM-Rを導入する計画だ。(1HUF=0.45JPY)

\
COMPANY |
CATEGORY |
KEYWORDS |