2014/4/16

チェコ・スロバキア

チェコ財務省、経済成長予測を上方修正

この記事の要約

チェコ財務省は11日、今年の国内総生産(GDP)予想成長率を従来の1.4%から1.7%に引き上げた。来年は2%、2016年は2.2%、2017年は2.5%と予想している。 今年と来年のGDPの伸びのうち、内需が3分の2、 […]

チェコ財務省は11日、今年の国内総生産(GDP)予想成長率を従来の1.4%から1.7%に引き上げた。来年は2%、2016年は2.2%、2017年は2.5%と予想している。

今年と来年のGDPの伸びのうち、内需が3分の2、外需(純輸出)が3分の1を担うと予測している。

チェコ経済は昨年、通期で0.9%後退した。しかし、第4四半期には前年同期比で1.1%、前期比で1.9%の増加となり、回復基調を示している。

インフレ率予測について財務省は、14年は従来の1%を維持、来年については従来の2.4%から2.3%に引き下げた。また、財政赤字については、歳出が拡大する傾向にあるものの、昨年の1.44%から今年は1.8%への上昇にとどまり、財政規律を満たせるとの見方を示した。

なお、欧州連合(EU)の欧州委員会はチェコ経済成長率を今年1.8%、来年2.2%と予測。また、経済協力開発機構(OECD)は今年1.1%、来年2.3%と見込んでいる。