2014/4/30

バルト三国

欧州復興開発銀、リトアニアのコンテナ基地運営会社に融資

この記事の要約

欧州復興開発銀行(EBRD)はこのほど、リトアニアのクライペダ港でコンテナターミナルを運営するクライペドス・スメルテに3,250万ユーロを融資すると発表した。クライペドス・スメルテは、EBRDからの融資をコンテナクレーン […]

欧州復興開発銀行(EBRD)はこのほど、リトアニアのクライペダ港でコンテナターミナルを運営するクライペドス・スメルテに3,250万ユーロを融資すると発表した。クライペドス・スメルテは、EBRDからの融資をコンテナクレーンの購入やコンテナハンドリング機器のアップグレード、ターミナルエリアの拡張工事などに活用する。

クライペダ港はバルト海最北の不凍港であり、コンテナ貨物取扱量はバルト3国で最大。クライペドス・スメルテのジュスカ社長は、「クライペダ港の戦略的位置と鉄道・道路網への接続の良さはバルト諸国と西欧、米州、東南アジアとの貿易の中継ハブとして理想的だ」と述べている。

リトアニアのコンテナ貨物市場は順調に成長を遂げており、2000~13年までの年間平均成長率は29.9%に達している。クライペドス・スメルテの近代化・拡張プロジェクトが完了すれば、同社の貨物取扱量は短期的に3倍、長期的には6倍に拡大すると予想されている。