2014/10/1

ロシア

ルスビニル、ロシアに新工場を開設

この記事の要約

ロシアとベルギーの合弁企業ルスビニル(RusVinyl)は19日、ニジニノブゴロド州クストボにポリ塩化ビニル(PVC)の新工場を開設した。開所式にはロシアのプーチン大統領とベルギーのヴァン・メーウヴェン駐露大使が出席した […]

ロシアとベルギーの合弁企業ルスビニル(RusVinyl)は19日、ニジニノブゴロド州クストボにポリ塩化ビニル(PVC)の新工場を開設した。開所式にはロシアのプーチン大統領とベルギーのヴァン・メーウヴェン駐露大使が出席した。新工場の年間生産能力はPVC33万トン及び水酸化ナトリウム22万5,000トンで、投資額は総額で600億ルーブルとなる。

新工場の開設により、ロシアに輸入される年間40万トンの塩化ビニルの大半を代替できる。昨年のPVCの生産量はロシア全体で60万トン。国内最大手はサヤンスクヒムプラスト(SayanskKhimPlast;2013年の生産量28万7,100トン)と、バシヒム(Bashkirian Chemistry)の子会社バシキールソーダ会社(Bashkirskaya sodovaya kompaniya;同21万3,000トン)の2社。

ルスビニルはロシアの総合化学企業シブール(Sibur)とベルギーの化学企業ソルヴィン(SolVin)の出資を受けている。うちソルヴィンの株式の25%は独化学大手BASFが保有している。(1RUB=2.84JPY)