独鉄鋼中堅ヴッパーマンは、ハンガリー北西部のドナウ河畔のギョル・ギョニューに製鉄所を建設する。それに伴いハンガリー政府は65億フォリントを投じて垂直岸壁や新しい埠頭及び線路を整備する予定だ。2015年11月の完成を目指す。
将来的には年間50万トンの鉄を加工し、そのうち95%は輸出する予定だ。売上は400億フォリントを見込んでいる。
同港湾施設の110ヘクタールの広大な用地は、EUから約60億フォリントの資金援助を得て2010年までの5年間で整備されたが、2008年の金融危機により企業投資が滞っていた。政府はてこ入れを図ることで、ヴッパーマンに続く企業の誘致を目指している。
(1HUF=0.44JPY)