英自動車ガラス製造のピルキントンがポーランド工場を拡張する。工事を受注した米系不動産開発会社パナットーニが16日明らかにした。
対象となるのは、同国南東部にあるタルノブジェク経済特別区のフミエルフ工場で、床面積1万平方メートルの新工場棟を建設する。来年3月に完工し、サイドガラスを生産する。
同工場は2012年に操業を開始。フロントガラスをゼネラルモータース(GM)、フォード、フォルクスワーゲン、フィアットのほか、商用車のMAN、DAF、メルセデス、ボルボに供給している。
工場拡張後の年産能力はフロントガラス200万枚、サイドガラス500万枚となる。
ピルキントンはフロントガラス工場の建設時にもパナットーニに発注した。当時の投資額は4億5,000万ズロチ(1億900万ユーロ)に上った。今回の契約額は公表していない。
(1PLN=32.18JPY)