2015/1/21

チェコ・スロバキア

西安陝鼓動力、チェコのタービン製造大手の75%を買収

この記事の要約

チェコのタービン製造大手エコルは16日、自社株式75%の売却について、中国のエンジニアリング会社、西安陝鼓動力と契約に調印した。取引高は13億4,000万コルナ(4,800万ユーロ)。残る25%は国内株主が継続して保有す […]

チェコのタービン製造大手エコルは16日、自社株式75%の売却について、中国のエンジニアリング会社、西安陝鼓動力と契約に調印した。取引高は13億4,000万コルナ(4,800万ユーロ)。残る25%は国内株主が継続して保有する。

今回の取引についてエコルのスタニラフ・ヴェセリー社長は、事業拡大が目的と説明。西安陝鼓動力にコンプレッサー駆動装置向けなどの蒸気タービンを供給し、アジア売上を伸ばす狙いだ。

西安陝鼓動力は陝西鼓風机集団の子会社で、西安市に本拠を置く。電力産業・製造業向けにコンプレッサー、タービンなどの設備を製造する。

エコルは2013年、売上高で10億4,000万コルナ、利益で5,000万コルナを計上した。従業員数は300人強。(1CZK=4.88JPY)