2015/3/4

ハンガリー

ハンガリーのアルミ大手イノタル、生産能力を増強

この記事の要約

ハンガリーのアルミニウム加工大手イノタルが、同国西部ワールパロタ工場の生産能力を増強する。イシュトヴァーン・ナジュ社長がこのほど明らかにしたもので、35億フォリント(約1,120万ユーロ)を投じて年産能力を現在の3万5, […]

ハンガリーのアルミニウム加工大手イノタルが、同国西部ワールパロタ工場の生産能力を増強する。イシュトヴァーン・ナジュ社長がこのほど明らかにしたもので、35億フォリント(約1,120万ユーロ)を投じて年産能力を現在の3万5,000トンから3万8,000トンへ引き上げる。投資額の内9億1,400万フォリントは政府の助成金で賄う。

主力製品のアルミワイヤーの生産設備を刷新し、電力供給用架線やボンディングワイヤー、食品の包装容器向けの加工製品を生産する。

イノタルは1952年に設立されたアルミ鋳造所が前身。圧延加工したアルミワイヤーやアルミ板に実績があり、製品のおよそ80%が輸出向けとなる。2013年の売上高は7,140万ユーロで、純利益は130万ユーロだった。(1HUF=0.44JPY)