ハンガリーの通信最大手マジャールテレコムはこのほど、親会社のドイツテレコムから傘下のICTサービスプロバイダー、GTSハンガリーを買収すると発表した。国際ホールセール顧客を含む法人顧客部門を強化するのが狙い。取引額は約4,200万ユーロで、今年の4-6月期までに手続きを完了する予定だ。
GTSハンガリーは法人約7,000社に音声、データ、インターネットなどのITサービスを提供する傍ら、個人顧客約1万1,000人向けに固定回線を使った電話・ネット接続サービスを展開。さらには国内外の卸売事業にも注力している。
同社は数年以内にこれらの事業を統合することで、中長期的に固定回線および移動体通信サービスのセット販売を拡大させるほか、業務プロセスの最適化によるコスト圧縮を目指す。
