2015/6/3

ロシア

ズベルバンク、1~3月期は58%減益

この記事の要約

ロシア最大手銀行の国営ズベルバンクが5月28日発表した2015年1~3月期決算の純利益は306億ルーブル(約5億3,400万ユーロ)となり、前年同期から58%減少した。欧米の制裁による資金調達コストの上昇に加え、景気悪化 […]

ロシア最大手銀行の国営ズベルバンクが5月28日発表した2015年1~3月期決算の純利益は306億ルーブル(約5億3,400万ユーロ)となり、前年同期から58%減少した。欧米の制裁による資金調達コストの上昇に加え、景気悪化を受けて貸倒引当金が膨らんだことが響いた。同要因を除いた業務利益は4%増の3,049億ルーブルだった。また純金利収入は16.4%増の2,003億ルーブルに拡大した。

貸倒引当金は1,149億ルーブルで、前年同期の1.49倍に拡大。不良債権比率も14年末の3.2%から3.9%に拡大した。一方、自己資本比率は0.4ポイント上昇し、9%となった。(1RUB=2.35JPY)