2019/3/27

総合 - 東欧経済ニュース

ルーマニアとハンガリーのネット通販大手が提携、地域最大級に

この記事の要約

ルーマニアのネット電機通販大手eMAGのハンガリー子会社と、ハンガリー同業エクストリーム・デジタル(ED)が合併する。両社の統合で守備範囲を中東欧9カ国に広げ、同地域有数の大手となることを目指す。ハンガリー競争当局GVH […]

ルーマニアのネット電機通販大手eMAGのハンガリー子会社と、ハンガリー同業エクストリーム・デジタル(ED)が合併する。両社の統合で守備範囲を中東欧9カ国に広げ、同地域有数の大手となることを目指す。ハンガリー競争当局GVHの承認を経て第3四半期までの手続き完了を見込む。

合併後の新会社はブダペストに本拠を置く。出資比率はeMAGが52%、EDが48%。EDを創業したバラーズ・ヴァールコニー、ギュラ・ケレメンの両氏が経営の手綱を握り、オーストリア、ブルガリア、クロアチア、チェコ、ハンガリー、ポーランド、ルーマニア、スロバキア、スロベニアの中東欧9カ国で事業を展開する。年商は約700億フォリント(2億2,300万ユーロ)に上る見通しだ。

ヴァールコニー氏によると、合併後も「エクストリーム・デジタル」と「eMAG」の両ブランドや、eMAGのマーケットプレース事業(売り手と買い手を結びつける電子商取引市場)など、現行の業態を維持する。一方、顧客サービスや物流面で効率化を図る。

EDは2001年の創業。ハンガリー電子商取引市場で10%のトップシェアを握る。サイト上で10万品の商品を扱うほか、国内16カ所で実店舗を運営する。昨年は従業員320人で売上高371億フォリント(1億1,800万ユーロ)、純利益1億5,000万フォリント(48万ユーロ)を稼ぎ出した。国外事業が利益の20%を占めるという。

EDは2015年、南アフリカの家具製造販売大手スタインホフ・インターナショナルが過半数株式を取得したが、昨年、創業者2氏が買い戻した。

eMAGはEDと同じく2001年の設立。2012年に南アのメディア大手ナスパースの傘下に入った。(1HUF=0.39JPY)